os_unix.txt For Vim バージョン 9.1. Last change: 2022 Nov 25
VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
unix Unix
このファイルは Unix のバージョンの Vim で特殊な事柄について書いてあります。
Vim を Unix でコンパイルするには src ディレクトリにある "INSTALL" と
"Makefile" をご覧下さい。
デフォルトのヘルプファイルの名前は "/usr/local/lib/vim/help.txt" です。
"s:.vimrc" と "s:.exrc" の代わりに "$HOME/.vimrc" と "$HOME/.exrc" が使われま
す。さらに "/usr/local/etc/vimrc" が初めに使われます。もし "/usr/local/share"
があれば "/usr/local/lib" の代わりにそちらが使われます。
(フィルターを実行するときに使われる)一時的なファイルは "/tmp" に置かれます。も
しほかの場所におきたければ $TMPDIR 環境変数を自分の好みの場所に設定してくださ
い。
ワイルドカード展開と '~' (ホームディレクトリ)と '$' (環境変数)を使うことができ
ます。
fork spoon
可能であれば fork()/exec() が外部コマンドの実行に使われます、そうでない場合は
もう少し遅い system() が使われます。fork()/exec() が使われる場合は +fork が、
system() が使われる場合は +system() が ":version" コマンドの出力に含まれます。
これはコンパイルするときに変更することができます。
(GUI バージョンのフォークに関しては gui-fork をご覧下さい)
Unix では歴史的経緯で端末の更新が遅いことが予想されるので(例: シリアルライン端
末、suntools でのシェルウィンドウ)、'showcmd' と 'ruler' オプションはオフをデ
フォルトにしてあります。もし速い端末を使っているのであればこれらをオンにしてみ
てください: >
Vim を xterm 上で使っている場合 'mouse' オプションを "a" にセットすることで
Vim でマウスクリックを使うことができるようになります。X-server へのアクセスが
あれば GUI スタイルのコピー/ペーストが利用できます。そしてマウスをドラッグして
いる間ビジュアルなフィードバックが得られるようになります。もしまだ xterm での
マウスを使ってのコピー/ペーストを行いたい場合はマウスを使うときに Shift キーを
押すようにしてください。参照 mouse-using。もし十分に新しい xterm を使っていれ
ば 'ttymouse' オプションを通してドラッグする間にビジュアルなフィードバックを得
られます。
terminal-colors
Vim で色を使う場合は次のような例を使うことができます(もし端末が色をサポートし
てはいるけれど "T_Co" が空かゼロの場合): >
本物の色端末では ":highlight" コマンドを使うこともできます。
"tools/vim132" ファイルは Vim を vt100 もしくはそれによく似た端末上で 132カラ
ムモードで使うためのシェルスクリプトです。
vim:tw=78:ts=8:noet:ft=help:norl:
VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
unix Unix
このファイルは Unix のバージョンの Vim で特殊な事柄について書いてあります。
Vim を Unix でコンパイルするには src ディレクトリにある "INSTALL" と
"Makefile" をご覧下さい。
デフォルトのヘルプファイルの名前は "/usr/local/lib/vim/help.txt" です。
"s:.vimrc" と "s:.exrc" の代わりに "$HOME/.vimrc" と "$HOME/.exrc" が使われま
す。さらに "/usr/local/etc/vimrc" が初めに使われます。もし "/usr/local/share"
があれば "/usr/local/lib" の代わりにそちらが使われます。
(フィルターを実行するときに使われる)一時的なファイルは "/tmp" に置かれます。も
しほかの場所におきたければ $TMPDIR 環境変数を自分の好みの場所に設定してくださ
い。
ワイルドカード展開と '~' (ホームディレクトリ)と '$' (環境変数)を使うことができ
ます。
fork spoon
可能であれば fork()/exec() が外部コマンドの実行に使われます、そうでない場合は
もう少し遅い system() が使われます。fork()/exec() が使われる場合は +fork が、
system() が使われる場合は +system() が ":version" コマンドの出力に含まれます。
これはコンパイルするときに変更することができます。
(GUI バージョンのフォークに関しては gui-fork をご覧下さい)
Unix では歴史的経緯で端末の更新が遅いことが予想されるので(例: シリアルライン端
末、suntools でのシェルウィンドウ)、'showcmd' と 'ruler' オプションはオフをデ
フォルトにしてあります。もし速い端末を使っているのであればこれらをオンにしてみ
てください: >
set showcmd ruler
Vim を xterm 上で使っている場合 'mouse' オプションを "a" にセットすることで
Vim でマウスクリックを使うことができるようになります。X-server へのアクセスが
あれば GUI スタイルのコピー/ペーストが利用できます。そしてマウスをドラッグして
いる間ビジュアルなフィードバックが得られるようになります。もしまだ xterm での
マウスを使ってのコピー/ペーストを行いたい場合はマウスを使うときに Shift キーを
押すようにしてください。参照 mouse-using。もし十分に新しい xterm を使っていれ
ば 'ttymouse' オプションを通してドラッグする間にビジュアルなフィードバックを得
られます。
terminal-colors
Vim で色を使う場合は次のような例を使うことができます(もし端末が色をサポートし
てはいるけれど "T_Co" が空かゼロの場合): >
:set t_me=^[[0;1;36m " ノーマルモード(t_mr と t_md を消す)
:set t_mr=^[[0;1;33;44m " 反転表示モードオン
:set t_md=^[[1;33;41m " 太字表示モードオン
:set t_se=^[[1;36;40m " 強調表示モードから抜ける
:set t_so=^[[1;32;45m " 強調表示モード開始
:set t_ue=^[[0;1;36m " 下線モードから抜ける
:set t_us=^[[1;32m " 下線モード開始
[ ^[ は <Esc> で入力するには CTRL-V <Esc> とタイプします]:set t_mr=^[[0;1;33;44m " 反転表示モードオン
:set t_md=^[[1;33;41m " 太字表示モードオン
:set t_se=^[[1;36;40m " 強調表示モードから抜ける
:set t_so=^[[1;32;45m " 強調表示モード開始
:set t_ue=^[[0;1;36m " 下線モードから抜ける
:set t_us=^[[1;32m " 下線モード開始
本物の色端末では ":highlight" コマンドを使うこともできます。
"tools/vim132" ファイルは Vim を vt100 もしくはそれによく似た端末上で 132カラ
ムモードで使うためのシェルスクリプトです。
vim:tw=78:ts=8:noet:ft=help:norl: