os_amiga.txt For Vim バージョン 9.1. Last change: 2010 Aug 14
VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
Amiga
このファイルは Amiga 版の Vim 特有の事柄に関して記述されている。
下に MorphOS 専用のセクションもある。
NOTE: Amiga 用のコードはまだソースに含まれているが、メンテナンスもテストもされ
ていない。
Amiga へのインストール:
- "VIM:" を Vim の "doc" ディレクトリがある場所に割り当てる。help コマンドで
"VIM:doc/help.txt" が検索される。$VIM 環境変数を設定してもうまく動作する。他
の方法では: $VIM が使われており、定義されていないと "VIM:" が使われる。
- DOS 1.3 かそれ以前では: "arp.library" を "libs:" に追加する。+ARP 機能を有
効にしてコンパイルしている必要がある。newcli と run が "C:" に含まれているこ
とを確認する (外部コマンドを実行するため)。
- "-c" を受け付ける shell (例えば、Fish disk 624 に含まれている "Csh") を "c:"
か他の検索パスが通っている場所に置く (外部コマンドを実行するため)。
十分なメモリを積んでいれば、"rez csh vim" コマンドを実行し、Vim と csh を
resident にすることで起動の遅さを回避することができる。"rezlib.library" を
"libs:" ディレクトリに置く必要があるだろう。2.0 以下では rez version 0.5 が必
要である。
ダイグラフを使わない場合は、+digraphs 機能を無効にして再コンパイルすることで
メモリをいくらか節約することができる。他の端末で Vim を使いたい場合は TERMCAP
オプション付きで再コンパイルする。Manx 5.x と SAS 6.x 付きでコンパイルされる。
makefile と feature.h を参照。
構文強調がオンになっているときや、検索にネストしたワイルドカードを含めたときに
Vim がクラッシュした場合、それはスタックが小さすぎる可能性がある。スタックサイ
ズを大きくしてみてほしい。Vim を起動する前にシェル内で Stack コマンドを使う。
workbench では Vim のアイコンを選択し、workbench の "Info" メニューを選択し、
フォーム内の Stack フィールドを変更する。
異なる色を使いたい場合は、termcap コードを設定する:
t_mr (反転テキスト)
t_md (太字テキスト)
t_me (t_mr と t_md 後の普通のテキスト)
t_so (standout モード)
t_se (t_so 後の普通のテキスト)
t_us (下線付きテキスト)
t_ue (t_us 後の普通のテキスト)
t_ZH (イタリック・テキスト)
t_ZR (t_ZH 後の普通のテキスト)
標準の ANSI エスケープシーケンスが使われる。コードは:
30 grey char 40 grey cell >0 grey background 0 all attributes off
31 black char 41 black cell >1 black background 1 boldface
32 white char 42 white cell >2 white background 2 faint
33 blue char 43 blue cell >3 blue background 3 italic
34 grey char 44 grey cell >4 grey background 4 underscore
35 black char 45 black cell >5 black background 7 reverse video
36 white char 46 white cell >6 white background 8 invisible
37 blue char 47 blue cell >7 blue background
'>' 付きのコードは最後になければならない。cell と background の色は同じである
必要がある。コードはセミコロンで分割することで組み合わせることができる。例え
ば、青い背景に白のテキストにするには:
複数のコマンドをフィルターコマンドとして使う場合、例えば:
ループにする必要がある。そして、これは使っている shell に依存している (このた
め、Vim では自動的に行わない)。例:
1 つのファイル名のみを受け付けるコマンドではファイル名にスペースが使われていて
も構わない。しかしながら、複数のファイル名を引数として受け付けるコマンドでは、
埋め込まれたスペースをバックスラッシュでエスケープする必要がある。
------------------------------------------------------------------------------
Vim for MorphOS MorphOS
[このセクションの大部分は Ali Akcaagac による]
MorphOS 版についての最新情報は:
http://www.akcaagac.com/index_vim.html
問題
MorphOS ではなく Vim や UN*X に関連した問題が 2 つある。ram {訳注: RAM ディス
ク?} 内の Vim を起動すると MorphOS は小煩い requester {訳注: ダイアログ or メッ
セージボックス?} を出していろいろと不満を言うが、それは無視してほしい。別の問
題は、普通に Vim を起動するといくつかのプラグインが無視できるような問題を起こ
す。いつか誰かが直してくれることを願う。
とりあえずこれらの問題には目をつむり、次のように起動するか:
vim <編集するファイル>
もしくは、このヘルプの意向を享受し、質素に Vim を起動したい場合は、次のように
すると良い:
vim --noplugin <もちろんファイルを指定することもできる>
インストール
1) 'VIM' バイナリを c: にコピーする
2) Vim のランタイムパッケージを次から入手する
ftp://ftp.vim.org/pub/vim/amiga/vim62rt.tgz
そしてそれを MorphOS がインストールされている場所の 'Apps' ディレクトリに
展開する。私の場合は次のような階層になっている:
MorphOS:Apps/Vim/Vim62/...
3) s:shell-startup に次の行を加える (重要!)。
;Begin VIM
Set VIM=MorphOS:Apps/Vim/Vim62
Assign HOME: ""
;End VIM
4) '.vimrc' ファイルを s: にコピーする。
5) アーカイブには 'color-sequence' というファイルも含まれている。これは
MorphOS のシェルで ANSI カラーを表示するようにする。このファイルを s: にコ
ピーし s:shell-startup を以下のように変更する:
;Begin VIM
Set VIM=MorphOS:Apps/Vim/Vim62
Assign HOME: ""
Execute S:Color-Sequence
Cls
;End VIM
vim:tw=78:ts=8:noet:ft=help:norl:
VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
Amiga
このファイルは Amiga 版の Vim 特有の事柄に関して記述されている。
下に MorphOS 専用のセクションもある。
NOTE: Amiga 用のコードはまだソースに含まれているが、メンテナンスもテストもされ
ていない。
Amiga へのインストール:
- "VIM:" を Vim の "doc" ディレクトリがある場所に割り当てる。help コマンドで
"VIM:doc/help.txt" が検索される。$VIM 環境変数を設定してもうまく動作する。他
の方法では: $VIM が使われており、定義されていないと "VIM:" が使われる。
- DOS 1.3 かそれ以前では: "arp.library" を "libs:" に追加する。+ARP 機能を有
効にしてコンパイルしている必要がある。newcli と run が "C:" に含まれているこ
とを確認する (外部コマンドを実行するため)。
- "-c" を受け付ける shell (例えば、Fish disk 624 に含まれている "Csh") を "c:"
か他の検索パスが通っている場所に置く (外部コマンドを実行するため)。
十分なメモリを積んでいれば、"rez csh vim" コマンドを実行し、Vim と csh を
resident にすることで起動の遅さを回避することができる。"rezlib.library" を
"libs:" ディレクトリに置く必要があるだろう。2.0 以下では rez version 0.5 が必
要である。
ダイグラフを使わない場合は、+digraphs 機能を無効にして再コンパイルすることで
メモリをいくらか節約することができる。他の端末で Vim を使いたい場合は TERMCAP
オプション付きで再コンパイルする。Manx 5.x と SAS 6.x 付きでコンパイルされる。
makefile と feature.h を参照。
構文強調がオンになっているときや、検索にネストしたワイルドカードを含めたときに
Vim がクラッシュした場合、それはスタックが小さすぎる可能性がある。スタックサイ
ズを大きくしてみてほしい。Vim を起動する前にシェル内で Stack コマンドを使う。
workbench では Vim のアイコンを選択し、workbench の "Info" メニューを選択し、
フォーム内の Stack フィールドを変更する。
異なる色を使いたい場合は、termcap コードを設定する:
t_mr (反転テキスト)
t_md (太字テキスト)
t_me (t_mr と t_md 後の普通のテキスト)
t_so (standout モード)
t_se (t_so 後の普通のテキスト)
t_us (下線付きテキスト)
t_ue (t_us 後の普通のテキスト)
t_ZH (イタリック・テキスト)
t_ZR (t_ZH 後の普通のテキスト)
標準の ANSI エスケープシーケンスが使われる。コードは:
30 grey char 40 grey cell >0 grey background 0 all attributes off
31 black char 41 black cell >1 black background 1 boldface
32 white char 42 white cell >2 white background 2 faint
33 blue char 43 blue cell >3 blue background 3 italic
34 grey char 44 grey cell >4 grey background 4 underscore
35 black char 45 black cell >5 black background 7 reverse video
36 white char 46 white cell >6 white background 8 invisible
37 blue char 47 blue cell >7 blue background
'>' 付きのコードは最後になければならない。cell と background の色は同じである
必要がある。コードはセミコロンで分割することで組み合わせることができる。例え
ば、青い背景に白のテキストにするには:
:set t_me=^V<Esc>[0;32;43;>3m
:set t_se=^V<Esc>[0;32;43;>3m
:set t_ue=^V<Esc>[0;32;43;>3m
:set t_ZR=^V<Esc>[0;32;43;>3m
:set t_md=^V<Esc>[1;32;43;>3m
:set t_mr=^V<Esc>[7;32;43;>3m
:set t_so=^V<Esc>[0;31;43;>3m
:set t_us=^V<Esc>[4;32;43;>3m
:set t_ZH=^V<Esc>[3;32;43;>3m
:set t_se=^V<Esc>[0;32;43;>3m
:set t_ue=^V<Esc>[0;32;43;>3m
:set t_ZR=^V<Esc>[0;32;43;>3m
:set t_md=^V<Esc>[1;32;43;>3m
:set t_mr=^V<Esc>[7;32;43;>3m
:set t_so=^V<Esc>[0;31;43;>3m
:set t_us=^V<Esc>[4;32;43;>3m
:set t_ZH=^V<Esc>[3;32;43;>3m
複数のコマンドをフィルターコマンドとして使う場合、例えば:
:r! echo this; echo that
では、最後のコマンドの出力のみが使われる。この問題を回避するには、コマンドをグループにする必要がある。そして、これは使っている shell に依存している (このた
め、Vim では自動的に行わない)。例:
:r! (echo this; echo that)
:r! {echo this; echo that}
:r! {echo this; echo that}
1 つのファイル名のみを受け付けるコマンドではファイル名にスペースが使われていて
も構わない。しかしながら、複数のファイル名を引数として受け付けるコマンドでは、
埋め込まれたスペースをバックスラッシュでエスケープする必要がある。
------------------------------------------------------------------------------
Vim for MorphOS MorphOS
[このセクションの大部分は Ali Akcaagac による]
MorphOS 版についての最新情報は:
http://www.akcaagac.com/index_vim.html
問題
MorphOS ではなく Vim や UN*X に関連した問題が 2 つある。ram {訳注: RAM ディス
ク?} 内の Vim を起動すると MorphOS は小煩い requester {訳注: ダイアログ or メッ
セージボックス?} を出していろいろと不満を言うが、それは無視してほしい。別の問
題は、普通に Vim を起動するといくつかのプラグインが無視できるような問題を起こ
す。いつか誰かが直してくれることを願う。
とりあえずこれらの問題には目をつむり、次のように起動するか:
vim <編集するファイル>
もしくは、このヘルプの意向を享受し、質素に Vim を起動したい場合は、次のように
すると良い:
vim --noplugin <もちろんファイルを指定することもできる>
インストール
1) 'VIM' バイナリを c: にコピーする
2) Vim のランタイムパッケージを次から入手する
ftp://ftp.vim.org/pub/vim/amiga/vim62rt.tgz
そしてそれを MorphOS がインストールされている場所の 'Apps' ディレクトリに
展開する。私の場合は次のような階層になっている:
MorphOS:Apps/Vim/Vim62/...
3) s:shell-startup に次の行を加える (重要!)。
;Begin VIM
Set VIM=MorphOS:Apps/Vim/Vim62
Assign HOME: ""
;End VIM
4) '.vimrc' ファイルを s: にコピーする。
5) アーカイブには 'color-sequence' というファイルも含まれている。これは
MorphOS のシェルで ANSI カラーを表示するようにする。このファイルを s: にコ
ピーし s:shell-startup を以下のように変更する:
;Begin VIM
Set VIM=MorphOS:Apps/Vim/Vim62
Assign HOME: ""
Execute S:Color-Sequence
Cls
;End VIM
vim:tw=78:ts=8:noet:ft=help:norl: