ft_ada.txt For Vim バージョン 9.1. Last change: 2024 Sep 29
ADAファイルタイププラグイン リファレンスマニュアル~
ADA ada.vim
1. 構文強調 ft-ada-syntax
2. ファイルタイププラグイン ft-ada-plugin
3. オムニ補完 ft-ada-omni
3.1 "gnat xref" を使ったオムニ補完 gnat-xref
3.2 "ctags" を使ったオムニ補完 ada-ctags
4. コンパイラへの対応 ada-compiler
4.1 GNAT compiler-gnat
4.2 Dec Ada compiler-decada
5. リファレンス ada-reference
5.1 オプション ft-ada-options
5.2 コマンド ft-ada-commands
5.3 変数 ft-ada-variables
5.4 定数 ft-ada-constants
5.5 関数 ft-ada-functions
6. その他のプラグイン ada-extra-plugins
==============================================================================
1. 構文強調 ~
ft-ada-syntax
このモードはオブジェクト指向プログラムや型保護等の機能がサポートされた、Adaの
2005年版("Ada 2005")を想定して作られている。Ada 2005で追加されたキーワードを使
用しているコード(そのようなコードは修正をすべき)は誤った強調色で表示してしまう
ものの、オリジナルのAda言語("Ada83", "Ada87", "Ada95")で書かれたコードも概ね取
り扱うことができる。Adaについての詳細はhttp://www.adapower.com/を参照。
Adaモードは多くの状況をきれいに取り扱う。
例えば、"-5" のなかの "-" は数字の一部として認識するが、"A-5" という表記の中の
同じ文字は演算子として認識される。通常、他のコンパイルユニットを参照する
"with" や "use" 節は、Cにおける "#include" と同じ強調色で表示される。
"Conditional" や "Repeat" グループを異なる強調色に設定すれば、"end if" と
"end loop" はそれぞれのグループの強調色で表示される。
これらにはコマンド "highlight" を使って異なる強調色を設定することができる。
(例: ループの色を変えるには ":hi Repeat" に続けて強調色指定を続ける; 単純な端
末上ではctermfg=Whiteと指定すると見やすいことが多い)
Adaモードではユーザーが設定できるオプションがいくつか存在する。その完全なリス
トはft-ada-optionsを参照。
それらを有効化するには、オプションに値を設定する。
あるオプションを有効化する例: >
無効化するには ":unlet" を使用する。例: >
Adaファイルを読込む前に、コマンドラインで ":" とこれらのコマンドをキー入力する
ことで、設定することができる。ファイル "~/.vimrc" に、コロン (":") を除いて
"let" コマンドを追加すれば、これらのオプション設定を永続化することができる。
このモードは遅いコンピュータ(90MHz)上でも高速に動作するが、もしもパフォーマン
スが受け入れられないほど低いようならば、g:ada_withuse_ordinaryを有効化する。
g:ada_foldingがセットされていると、構文による折り畳み命令(fold-syntax)が追
加される。
==============================================================================
2. ファイルタイププラグイン ~
ft-ada-indent ft-ada-plugin
Adaプラグインは以下のことに対応している:
- オートインデント (indent.txt)
- 入力補完 (i_CTRL-N)
- ユーザー定義補完 (i_CTRL-X_CTRL-U)
- タグ検索 (tagsrch.txt)
- Quick Fix (quickfix.txt)
- バックスペース制御 ('backspace')
- コメント制御 ('comments', 'commentstring')
Adaファイルが開かれたときだけこのプラグインはAdaモード機能を有効化し、メニュー
やポップアップメニューにAda関連の項目を追加する。
==============================================================================
3. オムニ補完 ~
ft-ada-omni
Adaオムニ補完(i_CTRL-X_CTRL-O)は、"gnat xref -v" または "Universal Ctags"
(https://ctags.io) によって作られたtagsデータベースを利用する。補完関数は、
tagsファイルがどちらのツールを使って作られたのかを自動的に判定する。
------------------------------------------------------------------------------
3.1 "gnat xref" を使ったオムニ補完 ~
gnat-xref
GNAT XREFはコンパイラの内部情報(aliファイル)を使ってtagsファイルを生成する。こ
れは100%正しいというアドバンテージと、深くネストした解析のオプションを持つ。し
かしそのコードはコンパイルが通らねばならず、生成器はとても遅く、生成されたtags
ファイルは各項目に対して基本的なCtags情報しか持たない。これではVimの高度なコー
ドブラウザープラグインに対しては十分ではない。
NOTE: "gnat xref -v" はとてもトリッキーで診断情報をほとんど出力しない。もし何
も表示されなかったら、たいていパラメーターが間違っている。
いくつか重要なtips:
1) 最初にコードをコンパイルし、"-aO" オプションを使って.aliファイルの位置を示
さねばならない。
2) "gnat xref -v ../Include/adacl.ads" はうまく動かないので、代わりに "gnat
xref -v -aI../Include adacl.ads" を使うこと。
3) "gnat xref -v -aI../Include *.ad?" はうまく動かないので、代わりに "cd
../Include" と "gnat xref -v *.ad?" を使うこと。
4) プロジェクトマネージャー対応は完全に壊れている。"gnat xref -Padacl.gpr" と
試してみるのもいけない。
5) タグファイルがソートされているとVimは高速に検索できるので、"sort --unique
--ignore-case --output=tags tags" とすること。
6) タグファイルがソートされていることを示すために、1行目に "!_TAG_FILE_SORTED
2 %sort ui" と入れるのを忘れないこと。
------------------------------------------------------------------------------
3.2 "ctags" を使ったオムニ補完~
ada-ctags
Universal/Exuberant Ctags は内蔵の多言語コードパーサーを使う。このパーサーはと
ても高速で、大量の付加情報を生成する。また、コンパイルが通らないファイルに対し
ても実行できる。
Universal/Exuberant Ctags を使用する他のVimのツールもたくさんある。
Exuberant ctags は開発されなくなったので、Universal ctags を推奨する。
以下から入手できる Universal Ctags をインストールする必要がある。
https://ctags.io
Universal/Exuberant Ctags のAdaパーサーはかなり新しく、完全な対応は期待しない
こと。
==============================================================================
4. コンパイラへの対応 ~
ada-compiler
Adaモードは複数のAdaコンパイラに対応していて、Adaソースを開くとき、
g:ada_default_compilerで設定されているコンパイラセットを自動的に読み込む。
このコンパイラプラグインは、実際のコンパイラプラグインと、サポート関数・変数の
セットに分かれている。これによって、ユーザーの開発環境用に特殊化したコンパイラ
プラグインを作ることが容易になっている。
------------------------------------------------------------------------------
4.1 GNAT ~
compiler-gnat
GNATは現在入手可能な唯一の(ビールとスピーチ両方の意味で)フリーなAdaコンパイラ
である。ライセンス条項に違いのある複数のバージョンが用意されている。
GNATコンパイラプラグインは<F7>を押すとコンパイルを行い、その後即座に結果を表示
する。プロジェクトファイルを設定することができる: >
プロジェクトファイルを設定すると、GPSと同じようにVimのセッション
(views-sessions)も作成される。これは開いているファイル・ウィンドウ位置などを
プロジェクトごとに記憶しておく。
gnat_members
GNAT オブジェクト ~
g:gnat.Make()
g:gnat.Make()
g:gnat.Make_Commandを呼び出し、結果をquickfix ウィンドウに
表示する。
g:gnat.Pretty()
g:gnat.Pretty()
g:gnat.Pretty_Programを呼び出す。
g:gnat.Find()
g:gnat.Find()
g:gnat.Find_Programを呼び出す。
g:gnat.Tags()
g:gnat.Tags()
g:gnat.Tags_Commandを呼び出す。
g:gnat.Set_Project_File()
g:gnat.Set_Project_File([{file}])
gnatプロジェクトファイルを設定し、関連付けられたセッションを読
み込む。そのとき開かれていたプロジェクトは閉じられ、セッション
が書き出される。ファイル名なしで呼び出したときは、プロジェクト
ファイルを選択するためのファイル選択ダイアログが開く。空文字列
を指定して呼び出したときは、そのプロジェクトを閉じ、関連付けら
れたセッションを閉じる。
g:gnat.Project_File
g:gnat.Project_File 文字列
現在のプロジェクトファイル。
g:gnat.Make_Command
g:gnat.Make_Command 文字列
g:gnat.Make()に使われる外部プログラム ('makeprg')。
g:gnat.Pretty_Program
g:gnat.Pretty_Program 文字列
g:gnat.Pretty()に使われる外部プログラム
g:gnat.Find_Program
g:gnat.Find_Program 文字列
g:gnat.Find()に使われる外部プログラム
g:gnat.Tags_Command
g:gnat.Tags_Command 文字列
g:gnat.Tags()に使われる外部プログラム
g:gnat.Error_Format
g:gnat.Error_Format 文字列
エラーフォーマット ('errorformat')
------------------------------------------------------------------------------
4.2 Dec Ada ~
compiler-hpada compiler-decada
compiler-vaxada compiler-compaqada
Dec Ada (歴代の名前は VAX Ada, Dec Ada, Compaq Ada, HP Ada)は相当古いAda 83の
コンパイラである。対応は基本的なものである: <F7>で現在のユニットをコンパイルす
る。
Dec Adaは引数としてファイル名でなくパッケージ名が渡されることを期待する。コン
パイラプラグインは普通のファイル名の慣習に対応しており、ファイル名をユニット名
に変換する。区切り文字として '-' と '__' の両方に対応している。
decada_members
DEC ADA オブジェクト ~
g:decada.Make()
g:decada.Make() 関数
g:decada.Make_Commandを呼び出し、結果をquickfixウィンドウ
に表示する。
g:decada.Unit_Name()
g:decada.Unit_Name() 関数
現在のファイルのユニット名を取得する。
g:decada.Make_Command
g:decada.Make_Command 文字列
g:decada.Make() に使われる外部プログラム ('makeprg').
g:decada.Error_Format
g:decada.Error_Format 文字列
エラーフォーマット ('errorformat').
==============================================================================
5. リファレンス ~
ada-reference
------------------------------------------------------------------------------
5.1 オプション ~
ft-ada-options
g:ada_standard_types
g:ada_standard_types 切替 (存在するなら真)
パッケージStandard内の型を強調する(例: "Float")
g:ada_space_errors
g:ada_no_trail_space_error
g:ada_no_tab_space_error
g:ada_all_tab_usage
g:ada_space_errors 切替 (存在するなら真)
余計な空白文字をエラーとして強調する。
g:ada_no_trail_space_error
- ただし行末のスペースを無視する。
g:ada_no_tab_space_error
- ただしスペースの後のタブを無視する。
g:ada_all_tab_usage
- 全てのタブを強調する。
g:ada_line_errors
g:ada_line_errors 切替 (存在するなら真)
長すぎる行を強調する。Note: このオプションはCPUに多大な負荷が
かかる。
g:ada_rainbow_color
g:ada_rainbow_color 切替 (存在するなら真)
'(' と ')' にレインボーカラーを使う。rainbow_parenthesisを使わ
ないとこれは意味がない。
g:ada_folding
g:ada_folding 集合 ('sigpft')
Adaのソースに折り畳みを使う。
's': 読み込み時に構文折り畳みを有効化する。
'p': パッケージを折り畳む
'f': 関数と手続きを折り畳む
't': 型を折り畳む
'c': 条件文を折り畳む
'g': 読み込み時にgnat整形折り畳みを有効化する。
'i': 孤立した 'is' を上の行といっしょに折り畳む
'b': 孤立した 'begin' を上の行といっしょに折り畳む
'p': 孤立した 'private' を上の行といっしょに折り畳む
'x': 孤立した 'exception' を上の行といっしょに折り
畳む
'i': 読み込み時にインデント折り畳みを有効化する。
Note: 構文折り畳みは初期段階(使用に耐えない)であり、インデント
かgnat整形折り畳みが勧められている。
gnat整形折り畳みを使うときは、次の設定が勧められている:
-cl3 -M79 -c2 -c3 -c4 -A1 -A2 -A3 -A4 -A5
インデント折り畳みを使うときは、次の設定が勧められている:
shiftwidth=3 softtabstop=3
g:ada_abbrev
g:ada_abbrev 切替 (存在するなら真)
いくつかの短縮入力を追加する。この機能は様々な補完方法によりい
くぶん取って代わられている。
g:ada_withuse_ordinary
g:ada_withuse_ordinary 切替 (存在するなら真)
"with" と "use" を通常のキーワードとして表示する(これらが他の
コンパイルユニットへの参照として使われた場合には、特別に通常の
強調として表示する)。
g:ada_begin_preproc
g:ada_begin_preproc 切替 (存在するなら真)
全てのbegin-likeなキーワードをCのプリプロセッサー命令の色で強
調する。
g:ada_omni_with_keywords
g:ada_omni_with_keywords
オムニ補完(compl-omni)にキーワード、プラグマ、属性を追加する。
Note: いつでも補完して、それからユーザー定義補完
(i_CTRL-X_CTRL-U)をすることができる。
g:ada_extended_tagging
g:ada_extended_tagging 列挙 ('jump', 'list')
拡張タグ機能を使う。2つのオプションがある
'jump': ジャンプするのにtjumpを使う
'list': QuickFixリストにタグを追加する
普通のタグ機能は関数や演算子のオーバーロードに対応していない。
これらの機能がCになく、タグ機能はもともとC用に開発されたためで
ある。
g:ada_extended_completion
g:ada_extended_completion
<C-N>と<C-R>補完(i_CTRL-N)に拡張補完を使う。このモードでは
'.' が識別子の一部となり、'Object.Method' や 'Package.Procedure'
の全体が補完される。
g:ada_gnat_extensions
g:ada_gnat_extensions 切替 (存在するなら真)
GNATの拡張に対応する。
g:ada_with_gnat_project_files
g:ada_with_gnat_project_files 切替 (存在するなら真)
gnatプロジェクトファイルのキーワードと属性を追加する。
g:ada_default_compiler
g:ada_default_compiler 文字列
デフォルトのコンパイラを設定する。現在対応しているのは 'gnat'
と 'decada' である。
「存在するなら真」の変数は、その変数が定義されているときは真で、定義されていな
いときは偽となる。その変数がどんな値であろうとも、違いはない。
------------------------------------------------------------------------------
5.2 コマンド ~
ft-ada-commands
:AdaRainbow :AdaRainbow
'(' と ')' に対するレインボーカラーモード(g:ada_rainbow_color)
をトグルする。
:AdaLines :AdaLines
行エラー表示(g:ada_line_errors)をトグルする。
:AdaSpaces :AdaSpaces
スペースエラー表示(g:ada_space_errors)をトグルする。
:AdaTagDir :AdaTagDir
現在のファイルのディレクトリに対してtagsファイルを作成する。
:AdaTagFile :AdaTagFile
現在のファイルに対してtagsファイルを作成する。
:AdaTypes :AdaTypes
標準型(g:ada_standard_types)の色をトグルする。
:GnatFind :GnatFind
g:gnat.Find()を呼び出す。
:GnatPretty :GnatPretty
g:gnat.Pretty()を呼び出す。
:GnatTags :GnatTags
g:gnat.Tags()を呼び出す。
------------------------------------------------------------------------------
5.3 変数 ~
ft-ada-variables
g:gnat
g:gnat オブジェクト
GNATコンパイラを管理するコントロールオブジェクト。このオブジェ
クトは最初にAdaのソースコードが読み込まれたときに、
g:ada_default_compilerが 'gnat' に設定されているならば作成さ
れる。詳しくはgnat_membersを参照。
g:decada
g:decada オブジェクト
Dec Adaコンパイラを管理するコントロールオブジェクト。このオブ
ジェクトは最初にAdaのソースコードが読み込まれたときに、
g:ada_default_compilerが 'decada' に設定されているならば作成
される。詳しくはdecada_membersを参照。
------------------------------------------------------------------------------
5.4 定数 ~
ft-ada-constants
全ての定数はロックされている。詳しくは:lockvarを参照。
g:ada#WordRegex
g:ada#WordRegex 文字列
Adaの単語を検索する正規表現。
g:ada#DotWordRegex
g:ada#DotWordRegex 文字列
ドットで区切られるAdaの単語を検索する正規表現。
g:ada#Comment
g:ada#Comment 文字列
Adaのコメントを検索する正規表現。
g:ada#Keywords
g:ada#Keywords 辞書のリスト
キーワード、属性などのリスト。オムニ補完で用いられる形式。詳し
くはcomplete-itemsを参照。
g:ada#Ctags_Kinds
g:ada#Ctags_Kinds リストの辞書
CtagsがAdaのタグを生成する際の、要素の種類の辞書。
------------------------------------------------------------------------------
5.5 関数 ~
ft-ada-functions
ada#Word([{line}, {col}]) ada#Word()
カーソル下(または指定の行・桁)のAda要素のフルネームを返す。必
要に応じてスペース・改行は取り除かれる。
ada#List_Tag([{line}, {col}]) ada#Listtags()
カーソル下(または指定の行・桁)のAda要素の全ての出現位置を
QuickFixウィンドウ内にリストする。
ada#Jump_Tag ({ident}, {mode}) ada#Jump_Tag()
カーソル下(または指定の行・桁)のAda要素の全ての出現位置を
タグジャンプリスト内にリストする。引数{mode}は
'tjump'、'stjump' のどちらかとする。
ada#Create_Tags ({option}) ada#Create_Tags()
Ctagsを使ってtagsファイルを作成する。引数{option}が 'file' な
ら現在のファイル、'dir' なら現在のファイルのディレクトリ、また
はファイル名とする。
gnat#Insert_Tags_Header() gnat#Insert_Tags_Header()
GNAT XREFの出力に欠けているタグファイルヘッダー(!_TAG_)の情報
を現在のファイルに追加する。
ada#Switch_Syntax_Option ({option}) ada#Switch_Syntax_Option()
強調のオプションをオン・オフにする。Adaのメニューに使われる。
gnat#New()
gnat#New ()
新しくgnatオブジェクトを作成する。詳しくはg:gnatを参照。
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6. その他のプラグイン ~
ada-extra-plugins
以下の外部プラグインをインストールしてもよい。これらはAdaの編集に役に立ち、
Adaモードの機能を向上させてくれる:
backup.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1537
可能なかぎりたくさんのバックアップを取ってくれ、自分自身でやる必要がな
くなる。
rainbow_parenthsis.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1561
Adaは '(' と ')' しか使わないのでとても助かる。
nerd_comments.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1218
ほとんど全てのプログラミング言語に対応するコメント化・アンコメント化
matchit.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=39
ほとんどの言語に対応する '%' でのジャンプ。通常の '%' は '{}' 形式の言
語に対してだけ役に立つ。Adaモードはこれに必要な検索パターンを設定する。
taglist.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=273
ソースコードエクスプローラーサイドバー。Adaで利用可能にするパッチがあ
る。
GNU Adaプロジェクトが配布するVimは以上を全て含んでいる。
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vim: textwidth=78 nowrap tabstop=8 shiftwidth=4 softtabstop=4 noexpandtab
vim: filetype=help
ADAファイルタイププラグイン リファレンスマニュアル~
ADA ada.vim
1. 構文強調 ft-ada-syntax
2. ファイルタイププラグイン ft-ada-plugin
3. オムニ補完 ft-ada-omni
3.1 "gnat xref" を使ったオムニ補完 gnat-xref
3.2 "ctags" を使ったオムニ補完 ada-ctags
4. コンパイラへの対応 ada-compiler
4.1 GNAT compiler-gnat
4.2 Dec Ada compiler-decada
5. リファレンス ada-reference
5.1 オプション ft-ada-options
5.2 コマンド ft-ada-commands
5.3 変数 ft-ada-variables
5.4 定数 ft-ada-constants
5.5 関数 ft-ada-functions
6. その他のプラグイン ada-extra-plugins
==============================================================================
1. 構文強調 ~
ft-ada-syntax
このモードはオブジェクト指向プログラムや型保護等の機能がサポートされた、Adaの
2005年版("Ada 2005")を想定して作られている。Ada 2005で追加されたキーワードを使
用しているコード(そのようなコードは修正をすべき)は誤った強調色で表示してしまう
ものの、オリジナルのAda言語("Ada83", "Ada87", "Ada95")で書かれたコードも概ね取
り扱うことができる。Adaについての詳細はhttp://www.adapower.com/を参照。
Adaモードは多くの状況をきれいに取り扱う。
例えば、"-5" のなかの "-" は数字の一部として認識するが、"A-5" という表記の中の
同じ文字は演算子として認識される。通常、他のコンパイルユニットを参照する
"with" や "use" 節は、Cにおける "#include" と同じ強調色で表示される。
"Conditional" や "Repeat" グループを異なる強調色に設定すれば、"end if" と
"end loop" はそれぞれのグループの強調色で表示される。
これらにはコマンド "highlight" を使って異なる強調色を設定することができる。
(例: ループの色を変えるには ":hi Repeat" に続けて強調色指定を続ける; 単純な端
末上ではctermfg=Whiteと指定すると見やすいことが多い)
Adaモードではユーザーが設定できるオプションがいくつか存在する。その完全なリス
トはft-ada-optionsを参照。
それらを有効化するには、オプションに値を設定する。
あるオプションを有効化する例: >
let ada_standard_types = 1
<無効化するには ":unlet" を使用する。例: >
unlet ada_standard_types = 1
<Adaファイルを読込む前に、コマンドラインで ":" とこれらのコマンドをキー入力する
ことで、設定することができる。ファイル "~/.vimrc" に、コロン (":") を除いて
"let" コマンドを追加すれば、これらのオプション設定を永続化することができる。
このモードは遅いコンピュータ(90MHz)上でも高速に動作するが、もしもパフォーマン
スが受け入れられないほど低いようならば、g:ada_withuse_ordinaryを有効化する。
g:ada_foldingがセットされていると、構文による折り畳み命令(fold-syntax)が追
加される。
==============================================================================
2. ファイルタイププラグイン ~
ft-ada-indent ft-ada-plugin
Adaプラグインは以下のことに対応している:
- オートインデント (indent.txt)
- 入力補完 (i_CTRL-N)
- ユーザー定義補完 (i_CTRL-X_CTRL-U)
- タグ検索 (tagsrch.txt)
- Quick Fix (quickfix.txt)
- バックスペース制御 ('backspace')
- コメント制御 ('comments', 'commentstring')
Adaファイルが開かれたときだけこのプラグインはAdaモード機能を有効化し、メニュー
やポップアップメニューにAda関連の項目を追加する。
==============================================================================
3. オムニ補完 ~
ft-ada-omni
Adaオムニ補完(i_CTRL-X_CTRL-O)は、"gnat xref -v" または "Universal Ctags"
(https://ctags.io) によって作られたtagsデータベースを利用する。補完関数は、
tagsファイルがどちらのツールを使って作られたのかを自動的に判定する。
------------------------------------------------------------------------------
3.1 "gnat xref" を使ったオムニ補完 ~
gnat-xref
GNAT XREFはコンパイラの内部情報(aliファイル)を使ってtagsファイルを生成する。こ
れは100%正しいというアドバンテージと、深くネストした解析のオプションを持つ。し
かしそのコードはコンパイルが通らねばならず、生成器はとても遅く、生成されたtags
ファイルは各項目に対して基本的なCtags情報しか持たない。これではVimの高度なコー
ドブラウザープラグインに対しては十分ではない。
NOTE: "gnat xref -v" はとてもトリッキーで診断情報をほとんど出力しない。もし何
も表示されなかったら、たいていパラメーターが間違っている。
いくつか重要なtips:
1) 最初にコードをコンパイルし、"-aO" オプションを使って.aliファイルの位置を示
さねばならない。
2) "gnat xref -v ../Include/adacl.ads" はうまく動かないので、代わりに "gnat
xref -v -aI../Include adacl.ads" を使うこと。
3) "gnat xref -v -aI../Include *.ad?" はうまく動かないので、代わりに "cd
../Include" と "gnat xref -v *.ad?" を使うこと。
4) プロジェクトマネージャー対応は完全に壊れている。"gnat xref -Padacl.gpr" と
試してみるのもいけない。
5) タグファイルがソートされているとVimは高速に検索できるので、"sort --unique
--ignore-case --output=tags tags" とすること。
6) タグファイルがソートされていることを示すために、1行目に "!_TAG_FILE_SORTED
2 %sort ui" と入れるのを忘れないこと。
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3.2 "ctags" を使ったオムニ補完~
ada-ctags
Universal/Exuberant Ctags は内蔵の多言語コードパーサーを使う。このパーサーはと
ても高速で、大量の付加情報を生成する。また、コンパイルが通らないファイルに対し
ても実行できる。
Universal/Exuberant Ctags を使用する他のVimのツールもたくさんある。
Exuberant ctags は開発されなくなったので、Universal ctags を推奨する。
以下から入手できる Universal Ctags をインストールする必要がある。
https://ctags.io
Universal/Exuberant Ctags のAdaパーサーはかなり新しく、完全な対応は期待しない
こと。
==============================================================================
4. コンパイラへの対応 ~
ada-compiler
Adaモードは複数のAdaコンパイラに対応していて、Adaソースを開くとき、
g:ada_default_compilerで設定されているコンパイラセットを自動的に読み込む。
このコンパイラプラグインは、実際のコンパイラプラグインと、サポート関数・変数の
セットに分かれている。これによって、ユーザーの開発環境用に特殊化したコンパイラ
プラグインを作ることが容易になっている。
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4.1 GNAT ~
compiler-gnat
GNATは現在入手可能な唯一の(ビールとスピーチ両方の意味で)フリーなAdaコンパイラ
である。ライセンス条項に違いのある複数のバージョンが用意されている。
GNATコンパイラプラグインは<F7>を押すとコンパイルを行い、その後即座に結果を表示
する。プロジェクトファイルを設定することができる: >
call g:gnat.Set_Project_File ('my_project.gpr')
<プロジェクトファイルを設定すると、GPSと同じようにVimのセッション
(views-sessions)も作成される。これは開いているファイル・ウィンドウ位置などを
プロジェクトごとに記憶しておく。
gnat_members
GNAT オブジェクト ~
g:gnat.Make()
g:gnat.Make()
g:gnat.Make_Commandを呼び出し、結果をquickfix ウィンドウに
表示する。
g:gnat.Pretty()
g:gnat.Pretty()
g:gnat.Pretty_Programを呼び出す。
g:gnat.Find()
g:gnat.Find()
g:gnat.Find_Programを呼び出す。
g:gnat.Tags()
g:gnat.Tags()
g:gnat.Tags_Commandを呼び出す。
g:gnat.Set_Project_File()
g:gnat.Set_Project_File([{file}])
gnatプロジェクトファイルを設定し、関連付けられたセッションを読
み込む。そのとき開かれていたプロジェクトは閉じられ、セッション
が書き出される。ファイル名なしで呼び出したときは、プロジェクト
ファイルを選択するためのファイル選択ダイアログが開く。空文字列
を指定して呼び出したときは、そのプロジェクトを閉じ、関連付けら
れたセッションを閉じる。
g:gnat.Project_File
g:gnat.Project_File 文字列
現在のプロジェクトファイル。
g:gnat.Make_Command
g:gnat.Make_Command 文字列
g:gnat.Make()に使われる外部プログラム ('makeprg')。
g:gnat.Pretty_Program
g:gnat.Pretty_Program 文字列
g:gnat.Pretty()に使われる外部プログラム
g:gnat.Find_Program
g:gnat.Find_Program 文字列
g:gnat.Find()に使われる外部プログラム
g:gnat.Tags_Command
g:gnat.Tags_Command 文字列
g:gnat.Tags()に使われる外部プログラム
g:gnat.Error_Format
g:gnat.Error_Format 文字列
エラーフォーマット ('errorformat')
------------------------------------------------------------------------------
4.2 Dec Ada ~
compiler-hpada compiler-decada
compiler-vaxada compiler-compaqada
Dec Ada (歴代の名前は VAX Ada, Dec Ada, Compaq Ada, HP Ada)は相当古いAda 83の
コンパイラである。対応は基本的なものである: <F7>で現在のユニットをコンパイルす
る。
Dec Adaは引数としてファイル名でなくパッケージ名が渡されることを期待する。コン
パイラプラグインは普通のファイル名の慣習に対応しており、ファイル名をユニット名
に変換する。区切り文字として '-' と '__' の両方に対応している。
decada_members
DEC ADA オブジェクト ~
g:decada.Make()
g:decada.Make() 関数
g:decada.Make_Commandを呼び出し、結果をquickfixウィンドウ
に表示する。
g:decada.Unit_Name()
g:decada.Unit_Name() 関数
現在のファイルのユニット名を取得する。
g:decada.Make_Command
g:decada.Make_Command 文字列
g:decada.Make() に使われる外部プログラム ('makeprg').
g:decada.Error_Format
g:decada.Error_Format 文字列
エラーフォーマット ('errorformat').
==============================================================================
5. リファレンス ~
ada-reference
------------------------------------------------------------------------------
5.1 オプション ~
ft-ada-options
g:ada_standard_types
g:ada_standard_types 切替 (存在するなら真)
パッケージStandard内の型を強調する(例: "Float")
g:ada_space_errors
g:ada_no_trail_space_error
g:ada_no_tab_space_error
g:ada_all_tab_usage
g:ada_space_errors 切替 (存在するなら真)
余計な空白文字をエラーとして強調する。
g:ada_no_trail_space_error
- ただし行末のスペースを無視する。
g:ada_no_tab_space_error
- ただしスペースの後のタブを無視する。
g:ada_all_tab_usage
- 全てのタブを強調する。
g:ada_line_errors
g:ada_line_errors 切替 (存在するなら真)
長すぎる行を強調する。Note: このオプションはCPUに多大な負荷が
かかる。
g:ada_rainbow_color
g:ada_rainbow_color 切替 (存在するなら真)
'(' と ')' にレインボーカラーを使う。rainbow_parenthesisを使わ
ないとこれは意味がない。
g:ada_folding
g:ada_folding 集合 ('sigpft')
Adaのソースに折り畳みを使う。
's': 読み込み時に構文折り畳みを有効化する。
'p': パッケージを折り畳む
'f': 関数と手続きを折り畳む
't': 型を折り畳む
'c': 条件文を折り畳む
'g': 読み込み時にgnat整形折り畳みを有効化する。
'i': 孤立した 'is' を上の行といっしょに折り畳む
'b': 孤立した 'begin' を上の行といっしょに折り畳む
'p': 孤立した 'private' を上の行といっしょに折り畳む
'x': 孤立した 'exception' を上の行といっしょに折り
畳む
'i': 読み込み時にインデント折り畳みを有効化する。
Note: 構文折り畳みは初期段階(使用に耐えない)であり、インデント
かgnat整形折り畳みが勧められている。
gnat整形折り畳みを使うときは、次の設定が勧められている:
-cl3 -M79 -c2 -c3 -c4 -A1 -A2 -A3 -A4 -A5
インデント折り畳みを使うときは、次の設定が勧められている:
shiftwidth=3 softtabstop=3
g:ada_abbrev
g:ada_abbrev 切替 (存在するなら真)
いくつかの短縮入力を追加する。この機能は様々な補完方法によりい
くぶん取って代わられている。
g:ada_withuse_ordinary
g:ada_withuse_ordinary 切替 (存在するなら真)
"with" と "use" を通常のキーワードとして表示する(これらが他の
コンパイルユニットへの参照として使われた場合には、特別に通常の
強調として表示する)。
g:ada_begin_preproc
g:ada_begin_preproc 切替 (存在するなら真)
全てのbegin-likeなキーワードをCのプリプロセッサー命令の色で強
調する。
g:ada_omni_with_keywords
g:ada_omni_with_keywords
オムニ補完(compl-omni)にキーワード、プラグマ、属性を追加する。
Note: いつでも補完して、それからユーザー定義補完
(i_CTRL-X_CTRL-U)をすることができる。
g:ada_extended_tagging
g:ada_extended_tagging 列挙 ('jump', 'list')
拡張タグ機能を使う。2つのオプションがある
'jump': ジャンプするのにtjumpを使う
'list': QuickFixリストにタグを追加する
普通のタグ機能は関数や演算子のオーバーロードに対応していない。
これらの機能がCになく、タグ機能はもともとC用に開発されたためで
ある。
g:ada_extended_completion
g:ada_extended_completion
<C-N>と<C-R>補完(i_CTRL-N)に拡張補完を使う。このモードでは
'.' が識別子の一部となり、'Object.Method' や 'Package.Procedure'
の全体が補完される。
g:ada_gnat_extensions
g:ada_gnat_extensions 切替 (存在するなら真)
GNATの拡張に対応する。
g:ada_with_gnat_project_files
g:ada_with_gnat_project_files 切替 (存在するなら真)
gnatプロジェクトファイルのキーワードと属性を追加する。
g:ada_default_compiler
g:ada_default_compiler 文字列
デフォルトのコンパイラを設定する。現在対応しているのは 'gnat'
と 'decada' である。
「存在するなら真」の変数は、その変数が定義されているときは真で、定義されていな
いときは偽となる。その変数がどんな値であろうとも、違いはない。
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5.2 コマンド ~
ft-ada-commands
:AdaRainbow :AdaRainbow
'(' と ')' に対するレインボーカラーモード(g:ada_rainbow_color)
をトグルする。
:AdaLines :AdaLines
行エラー表示(g:ada_line_errors)をトグルする。
:AdaSpaces :AdaSpaces
スペースエラー表示(g:ada_space_errors)をトグルする。
:AdaTagDir :AdaTagDir
現在のファイルのディレクトリに対してtagsファイルを作成する。
:AdaTagFile :AdaTagFile
現在のファイルに対してtagsファイルを作成する。
:AdaTypes :AdaTypes
標準型(g:ada_standard_types)の色をトグルする。
:GnatFind :GnatFind
g:gnat.Find()を呼び出す。
:GnatPretty :GnatPretty
g:gnat.Pretty()を呼び出す。
:GnatTags :GnatTags
g:gnat.Tags()を呼び出す。
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5.3 変数 ~
ft-ada-variables
g:gnat
g:gnat オブジェクト
GNATコンパイラを管理するコントロールオブジェクト。このオブジェ
クトは最初にAdaのソースコードが読み込まれたときに、
g:ada_default_compilerが 'gnat' に設定されているならば作成さ
れる。詳しくはgnat_membersを参照。
g:decada
g:decada オブジェクト
Dec Adaコンパイラを管理するコントロールオブジェクト。このオブ
ジェクトは最初にAdaのソースコードが読み込まれたときに、
g:ada_default_compilerが 'decada' に設定されているならば作成
される。詳しくはdecada_membersを参照。
------------------------------------------------------------------------------
5.4 定数 ~
ft-ada-constants
全ての定数はロックされている。詳しくは:lockvarを参照。
g:ada#WordRegex
g:ada#WordRegex 文字列
Adaの単語を検索する正規表現。
g:ada#DotWordRegex
g:ada#DotWordRegex 文字列
ドットで区切られるAdaの単語を検索する正規表現。
g:ada#Comment
g:ada#Comment 文字列
Adaのコメントを検索する正規表現。
g:ada#Keywords
g:ada#Keywords 辞書のリスト
キーワード、属性などのリスト。オムニ補完で用いられる形式。詳し
くはcomplete-itemsを参照。
g:ada#Ctags_Kinds
g:ada#Ctags_Kinds リストの辞書
CtagsがAdaのタグを生成する際の、要素の種類の辞書。
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5.5 関数 ~
ft-ada-functions
ada#Word([{line}, {col}]) ada#Word()
カーソル下(または指定の行・桁)のAda要素のフルネームを返す。必
要に応じてスペース・改行は取り除かれる。
ada#List_Tag([{line}, {col}]) ada#Listtags()
カーソル下(または指定の行・桁)のAda要素の全ての出現位置を
QuickFixウィンドウ内にリストする。
ada#Jump_Tag ({ident}, {mode}) ada#Jump_Tag()
カーソル下(または指定の行・桁)のAda要素の全ての出現位置を
タグジャンプリスト内にリストする。引数{mode}は
'tjump'、'stjump' のどちらかとする。
ada#Create_Tags ({option}) ada#Create_Tags()
Ctagsを使ってtagsファイルを作成する。引数{option}が 'file' な
ら現在のファイル、'dir' なら現在のファイルのディレクトリ、また
はファイル名とする。
gnat#Insert_Tags_Header() gnat#Insert_Tags_Header()
GNAT XREFの出力に欠けているタグファイルヘッダー(!_TAG_)の情報
を現在のファイルに追加する。
ada#Switch_Syntax_Option ({option}) ada#Switch_Syntax_Option()
強調のオプションをオン・オフにする。Adaのメニューに使われる。
gnat#New()
gnat#New ()
新しくgnatオブジェクトを作成する。詳しくはg:gnatを参照。
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6. その他のプラグイン ~
ada-extra-plugins
以下の外部プラグインをインストールしてもよい。これらはAdaの編集に役に立ち、
Adaモードの機能を向上させてくれる:
backup.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1537
可能なかぎりたくさんのバックアップを取ってくれ、自分自身でやる必要がな
くなる。
rainbow_parenthsis.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1561
Adaは '(' と ')' しか使わないのでとても助かる。
nerd_comments.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1218
ほとんど全てのプログラミング言語に対応するコメント化・アンコメント化
matchit.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=39
ほとんどの言語に対応する '%' でのジャンプ。通常の '%' は '{}' 形式の言
語に対してだけ役に立つ。Adaモードはこれに必要な検索パターンを設定する。
taglist.vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=273
ソースコードエクスプローラーサイドバー。Adaで利用可能にするパッチがあ
る。
GNU Adaプロジェクトが配布するVimは以上を全て含んでいる。
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vim: textwidth=78 nowrap tabstop=8 shiftwidth=4 softtabstop=4 noexpandtab
vim: filetype=help