Hack #108: vimrc で外部ファイルを取り込む
Posted at 2009/12/11ツイート
vimrc ファイルは起動時に読み込まれる様々な設定を書いておくファイルですが、場合によっては全ての内容を1つのファイルに書きたくない場合もあります。
- 複数の環境で同一の設定ファイルを使いたいが、特定の環境でしか使いたくない設定がある。
- 設定ファイルを公開したいが、パスワード等見られたくない内容も含まれている。
パスワードに関してはHack #100: vimrcにパスワード等を記述しなくてもよくするを使う方法もありますが、プラグインの導入が必要でちょっとした場合には大げさな場合もあります。
:source コマンド
:source コマンドで外部の Vim スクリプトを読み込むことができます。例えば以下のような設定を vimrc に書いておきます。
if filereadable(expand('~/.vimrc.local'))
source ~/.vimrc.local
endif
これで ~/.vimrc.local と言うファイルが存在した場合、このファイルが Vim スクリプトとして読み込まれます。このファイルに環境依存の設定やパスワードの設定などを書いておくことができます。 ちなみに expand() は ~ を $HOME に展開するために必要です。
その他の使い道
本 Hack のタイトルは使いどころをわかりやすくするため vimrc で、としましたが、:source コマンドはどこでも使えます。例えば
:source $MYVIMRC
とすれば Vim の起動後に vimrc ファイルを再読み込みすることもできます。ただしこの場合は vimrc が再読み込み可能なように書かれている必要があります。
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