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Vim Advent Calendar 2012 ujihisa 2

Posted at 2013/01/17
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本記事はujihisaさん担当のVim Advent Calendar 2012の48日目です。 先日の記事は @toyamarinyonさんによる http://toyamarinyon.hatenablog.jp/entry/2013/01/16/231651 でした。

if_lua

Vim scriptプログラマの皆様が普段もっとも頻繁に利用しているプログラミング言語はVim scriptだと思います。Vim script以外には、Vinariseなどでも使われているPythonが比較的よく利用されているのではないでしょうか。一方、プログラミング言語Luaをお使いになったことのあるVim scriptプログラマはどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

Luaはこのような言語です。 http://ujihisa.blogspot.ca/2012/09/quicksort-in-lua.html

Lua

Vimが標準でサポートする外部プログラミング言語インタフェースとして、if_python, if_ruby, if_mzscheme, if_perlなどがあります。標準以外ではif_gaucheなども人気ですね。実はif_luaというものもあるのですが、僕の知る限りでは、まだあまり普及していないようです。Luaという言語は他の環境に組み込まれることを強く意識されたものであるという背景から考えるに、この状況はあまり好ましくないのではないかと危惧しています。

if_luaがあまり普及していない原因の一つとして、たいていのVimパッケージがif_luaを搭載していないからというのが挙げられます。パッケージとそのオプションの選択肢の豊富さに定評ある、Vim使いに人気のLinuxディストリビューションであるGentoo Linuxですら、if_luaることができません。

Gentoo

解決

昨年10月、有志によりGentoo LinuxのVimでif_luaるためのパッチを本家にて提出なされたようです。

https://bugs.gentoo.org/show_bug.cgi?id=436744

これが採択されれば、誰でも簡単にif_lua入りのVimをインストールできるようになります。

採択されるまでの間でも、上記パッチを適用することで、すぐにでもif_lua入りのVimを導入することができます。

次回

明日は@tyruさんです。

ujihisa

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