Hack #209: Vim で Ruby on Rails の開発を行なう
Posted at 2011/03/28ツイート
今回は rails.vim を紹介します。
rails.vim は Ruby on Rails 開発者には必須の Plugin です。
各所で紹介されている有名な Plugin ですが、導入されていない方は 、4 月からの仕事に向けて是非導入を検討してください。
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=1567
用途は主に 3 種類あります。
rails コマンド、Rake の代用
例えば、Ruby on Rails のプロジェクトディレクトリで、以下のように打鍵すると Controller の作成が行えます。
:Rgenerate controller names index new create
他にも :Rake や :Rserver, :Rlog, :Rails などが定義されています。
ファイラとしての rails.vim
rails.vim では、Alternate Files, Related Files という概念が導入されています。
以下にhelp (:help rails) から例を引用します。
Current file | Alternate file | Related file ~ |
model | unit test | schema definition |
controller (in method) | functional test | template (view) |
template (view) | functional test | controller (jump to method) |
migration | previous migration | next migration |
config/database.yml | config/routes.rb | config/environments/*.rb |
現在開いているファイルが Model だった場合、Alternate file は Unit Test、Related file は schema definition (db/schema.rb) という意味です。
移動には :A, :R というコマンドを使用します。:A は Alternate file への移動、:R は Related file への移動が行えます。
また、ファイルの開き方によって以下の5種類のコマンドが定義されています。:A, :R 共通です。
:AE | :A と等価、現在の Window に開く |
:AS | Window を分割して開く |
:AV | Window を縦に分割して開く |
:AT | 新しい Tab に開く |
:AD | 現在の Buffer に展開する |
ほかにも、:find や、:Rfind といった便利なコマンドがたくさん用意されています。
Syntax highlight や、略語の追加
Ruby on Rails での開発を助ける様々な設定が追加されます。
Syntax highlight に始まり、便利な略語、gf の拡張など、かゆいところに手の届く Plugin と言えます。
以下に help より略語の一部を引用します。
rp( | render :partial => |
rp( | render :partial => |
vs( | validates_size_of |
pa[ | params |
AR:: | ActionRecord |
:a | :action => |
まとめ
優れた Plugin には優れたドキュメントが用意されています。
:help rails に全てが集約されていますので、使用される方は通読することをお勧めします。
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