Hack #134: Vimをデフォルトの状態で起動する
Posted at 2010/03/25ツイート
問題
例えば何らかのプラグインが原因でVimの動作が怪しいといった状況になったときなど、 Vimをデフォルトの状態で起動したいことがあります。 vimrcや各種プラグインを一旦削除してから起動すれば可能ですが、 さすがにそれは面倒です。簡単に行う方法はないでしょうか。
解決方法
以下のオプションを指定してVimを起動します:
vim -u NONE
デフォルトの状態では'compatible'がオン
(=可能な限りvi互換な挙動となる)のですが、
場合によっては'compatible'がオフの方が良い場合もあります。
その場合は以下のオプションを指定してVimを起動します:
vim -u NONE -N
解説
Vimには様々な起動オプションがあり、そのひとつとして
vimrcのパスを指定する-u {vimrc}オプションがあります。
通常は~/.vimrcなどのファイルがロードされますが、
-uを指定することで別のファイルをロードさせることができます。
さらに-uには特殊な値としてNONEを指定でき、
これは「vimrcのロードは行なわず、プラグインのロードも行なわない」
という意味になります。つまりVimがデフォルトの状態で起動することになります。
-Nは'compatible'がオフの状態で起動するよう
指定するオプションです。
なお、-cで任意のコマンドを起動時に実行できるため、
-c "set nocompatible"としても同じことができますが、
-Nの方が簡潔です。
参考資料
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