Hack #125: 矩形選択で自由に移動する
Posted at 2010/02/17ツイート
Vim は <C-v> で矩形選択を行うことができます。非常に便利な機能ですが、矩形の端の行の行末にテキストがない場合、選択が困難、もしくは不可能になってしまう場合があります。これは設定で回避できます。
設定
以下の設定を行います。
set virtualedit+=block
この設定を行うことで、矩形選択中は行末にテキストがなくてもカーソルを行末以降に移動させることができるようになります。
解説
'virtualedit'
オプションは、仮想編集を有効にするモードを設定するオプションです。仮想編集中は実際に文字がないところへカーソルを移動させることができます。つまり、タブ文字の内部や行末より後ろへカーソルを移動させることができるようになります。ただしファイルの末尾以降の行へは移動できません。
また、'virtualedit'
オプションはカンマ区切りの値を指定するオプションで、+= を使っていたのはそのためです。他にも insert(Insert mode で仮想編集を有効にする) や all(全てのモードで仮想編集を有効にする) が指定でき、他にはちょっと変わった値として onemore(行末の1文字先までカーソルを移動できるようにする) が指定できます。
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