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Hack #117: 置換行為を繰り返す

Posted at 2010/01/16
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問題

:substitute (:s)による置換処理は頻繁に使います。 バッファ全体を対象にする場合は:%s/foo/bar/gなどでできますし、 特定範囲のみを対象にする場合はVisual modeで選択しておいて :s/foo/bar/gでできます。

では飛び飛びの場所で置換を行なう場合はどうでしょうか。 例えばソースコード中の特定の関数3つに対して置換を行なうとしましょう。 この場合は3箇所それぞれを対象として置換を実行することになりますが、 毎回 :s/foo/bar/g のような長ったらしいコマンドを入力したくはありません。 <Up>/<Down> でコマンドの入力履歴を辿って実行してもいいのですが、 これらのキーは概して遠い位置にあるため押下が面倒ですし、 押し易いキーバインドを設定することも面倒です。 どうにかして最小の手数で置換行為を繰り返せないでしょうか。

解決方法

以下のコマンドを実行します:

:s

通常、:sには検索パターンと置換文字列を指定しますが、 それらを省略した場合は最後に実行された :sと同じ検索パターンと置換文字列で置換が行なわれます。

なお:sでは :s/foo/bar/<em>gc などのフラグは無視されます。 フラグまで同一にする場合は:sの代わりに

:&&

を使います。

また1行だけ繰り返す場合には:sの代わりに

&

を使うこともできます。

参考資料

kana

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