Hack #83: ステータス行をカスタマイズする
Posted at 2009/10/06ツイート
標準で表示しているステータス行は非常に貧相です。情報としてもあまり役に立つものではありません。今回のHackでは、ステータス行を自分の好みにカスタマイズする方法を紹介します。
まず、ステータス行を表示させるには’laststatus’の値が1か2である必要があります。筆者は2を設定しています。デフォルトでは1になっています。
0 | ステータス行を全く表示しない |
1 | ウィンドウの数が2以上のときのみステータス行を表示 |
2 | 常にステータス行を表示 |
ステータス行をカスタマイズするには’statusline’を設定します。
:set statusline=format
‘statusline’のフォーマットはprintfに非常に似ています。いくつか例をあげてみましょう。
" 文字列を表示
:set statusline=example
" ファイル名のみ表示
:set statusline=%f
" 1文字以上、かつ3文字以下でファイル名を表示
:set statusline=%1.3f
" 以下の様に表示([+]はバッファが変更されている時のみ
" ファイル名 [+] 行番号, 列番号
:set statusline=%f%m%=%3l,%3c
‘statusline’の設定ではこのように文字列や、%fなどの特別なフォーマットを用います。また、’statusline’のフォーマットには式の結果を埋め込むものもあるので、独自に書いたスクリプトの結果を表示させる、と言ったことも可能です。フォーマットの一覧は:h statusline
を参照すると良いでしょう。
‘statusline’は一見複雑なように見えますが、左から順に見ていけば案外簡単に読み解けます。まずは、他人のvimrcに書かれている’statusline’を参考にするとよいでしょう。
ukstudioもどる
blog comments powered by Disqus