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Vim 7.3の新機能まとめ

Posted at 2010/07/23
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とりあえず自分も今調べている最中なので:help version7.3をそのまま紹介する形にします。
他にもこれは紹介するべきというものや間違い等があったらどんどん追加/修正お願いします。 >Vim Hacksのメンバー

Persistent undo

Hack #162: Vimを終了しても undo 履歴を復元するですでに紹介されていますが、Vimを終了してもundo履歴が復元できる機能です。

ファイル暗号化方式の追加

ファイルを暗号化して保存する際、従来はPkZip方式での暗号化が行われていましたが、
新たにBlowfish方式での暗号化も選べるようになりました(:help ‘cryptmethod’)。

conceal

シンタックスハイライトで特定のハイライトグループを見た目「消す」ことができます。
すでに最新版のVimをインストールすると、syntax/help.vimがこの機能を使っていて単語を囲んでいる*|などの文字が消えています。

シンタックスハイライトで文字を隠すことができるようになったわけで、いろいろと応用できそうです。
プラグイン開発者にとって見逃せない新機能となっています。

例としてすでにsyntax/markdown.vimでこの機能を使い

[リンク](URL)

というmarkdownの記法を

リンク

に見た目を変えてしまうパッチがメーリングリストに投げられました

またオプションとしてconceallevelが加えられています。

Luaインターフェース

LuaでVimプラグインが書けるようになりました。
詳しくは:help luaを。

Python3インターフェース

Pythonインターフェースに加えPython3インターフェースが加えられたようです。
両者はコマンドが分かれていて、それぞれ:python, :python3となっています。

‘encoding’をmodelineで変更することの禁止

modelineでencodingを変更することができなくなりました。

‘relativenumber’オプション

これはオンにしてみれば分かりやすいと思いますが、相対的な行番号を表示します。
つまり現在行の横に「0」と表示されて、一行上と一行下は「1」、二行上と二行下は「2」と表示されるようになります。
このオプションがセットされたとき’number’の値はリセットされます。
この機能は、jkに数値を付けて移動する場合(13jなど)のために追加されました。

詳しくは:help 'relativenumber'を。

いくつかの関数追加

More floating point functions: |acos()|, |asin()|, |atan2()|, |cosh()|,
|exp()|, |fmod()|, |log()|, |sinh()|, |tan()|, |tanh()|.  (Bill McCarthy)

Added the |gettabvar()| and |settabvar()| functions. (Yegappan Lakshmanan)

Added the |strchars()|, |strwidth()| and |strdisplaywidth()| functions.

詳しくは:help added-7.3を。

新機能の解説

また以下のサイトで

  1. ‘cursorbind’
  2. conceal
  3. :ownsyntax

の3つの新機能の解説があります。 英語ですがスクリーンショットなどもありなかなか分かりやすいです。

http://sites.google.com/site/vincenegri/concealownsyntaxforvim


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